Windows XPのサポートが、2014年4月9日で終了します。サポートが終了するとどうなるかはこの記事をご覧いただくとして、ではぶっちゃけた話、Windows XPを使うのをやめた方がいいのかどうか、その使い方別にご説明させていただきたいと思います。
1.「インターネットでWebページを見たり、メールをやり取りしている」・・・「×」すぐに乗り換えるべき
これが一番危険なパターンです。Webページを見たり、メールをやり取りしたりしているってことは、インターネットにつないでいるわけでして、即Windows XPをどうにかするべきでしょう。また、Internet Explorer 6のサポートも終了しますが、今となってはInternet Explorer 6では正常に表示できないページも増えていまして、違う理由でInternet Explorer 6はもう使うべきではないでしょう。
なお、TwitterやFace Book、LINEなどのSNSを利用している人や、オンラインゲームを利用している人も同じ。今後Windows XPを標的にした攻撃なんてのも出かねず、もうWindows XPを使うのはやめましょう。
2.「Officeで文章を作成している」・・・「×に近い△」できれば乗り換えた方がいいかも
実は、Office 2003のサポートも終了します。最近ではOfficeを標的にした攻撃は減っているとはいえ、やはり気を付けるに越したことはないと思います。
最近のOfficeってリボンユーザーインターフェイスを使っていまして、Office 2003と使い勝手が大きく異なるんです。しかし、もうそろそろリボンユーザーインターフェイスに慣らしていった方が良さそうな感じです。
なお、「どうしてもOffice 2003を使いたいんです」って言われても、ジーン吉本は止めませんが、メールに添付されたファイルを開いたり、USBメモリでファイルをコピーしたりしないこと。実はそれがウイルスでした、なんてことがあったら大変ですから。
3.「業務用アプリを使っている」・・・「○」ただしスタンドアロンで使うこと
中には、Windows XPでないと動かないアプリケーションを使っているというケースもあるかもしれません。この場合、サポート期限が切れてもやむなくWindows XPを使い続けることになるかもしれません。ただし、守ってほしいのは次の2点。
- ネットワークにつながないこと
- DVDやUSBメモリ、SDカードなどを使って、ファイルをやり取りをしないこと
つまり、他のPCなどとファイルのやり取りをせず、インターネットやLANなどのネットワークには絶対につながないのであれば、ネットワーク経由で攻撃を受けることもなければ、ウイルスに感染することもないでしょうということです。ただし、このPCが故障した場合、まず修理部品が存在しない可能性が高く、むしろ「壊れたときに直してもらうことができず、データもろともパーになる」リスクの方が高いといえるでしょう。
2014年4月9日ということは、消費税が上がってしばらくしたらWindows XPのサポート終了というわけで、これだったら消費税が上がる前にPC買い替えた方がいいんじゃないかなって思うんですけどね。
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