正社員ですと、有給休暇(略して有休)を取ることができます。有給休暇というのは欠勤とは異なり、休んでいる間も給料が出ます。
有休休暇を取る理由として、ありがちなのが体調を崩した場合。これには、お子さんが体調を崩したというケースもあるでしょう。また、病院に行く、役所に行くといった、どうしても平日でないとダメな用事がある場合に有休をとるケースもあるでしょう。更には、
「今日は体調不調のため、有休を取りたいのですが。」
・・・と会社に電話を掛けたのはいいのですが、後ろからスキーリフトの案内放送が丸聞こえだったなんてケースもあったみたいです。
では、どんな理由だったら有休が取れるのか。もし有休を取った理由が嘘だったとバレたらどうなるのか・・・て言うか、有給休暇を取る理由を説明する必要はない、というのが答えです。しかし、有給休暇を取るためには、大抵のケースの場合は届出書を出さなければならず、その届出書には「事由」と書いたあったりします。しかし、そこには「私用のため」と書けばOK。詳しい理由を書く必要はありません。
なので、「有給休暇を取りますといったら、その理由を根掘り葉掘り聞かれた」なんて会社はブラック企業予備軍と思っていいでしょう。
それなら、なぜ届出書には「事由」という欄があるのかというと、「お休み=有休」とは限らず、親族がなくなった場合の忌引き休暇をはじめ、有休以外にも休暇の制度があるからです。この場合は、理由をちゃんと書かないといけないケースはあります。
会社によっては有給休暇奨励日と言って、「この日はよほど忙しい人を除いて、有給休暇を取りましょう」という日が定められている会社もあります。また、有休も1日単位の取得だけではなく、半日単位での取得や、すごい会社だと時間単位で取得できるところがあります。一方で、夏季休暇の制度がなく、夏休みが欲しい人は有給休暇を取ってくださいという会社もあります。
確かに、業務が忙しい最中に有休を取るのはいかがなものかという意見もありますが、だからと言って、有休を取る暇が全くない、それどころか普通の休みすら取れない、なんて会社は間違いなくブラック企業ですね。
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