もういい加減にWindows 7だときついと思う、3つのシチュエーション

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Windows 8で大こけして、Windows 10が出てからもう時間が経つというのに、未だ強い勢力を持つWindows 7。しかし、ジーン吉本的には、もうそろそろWindows 7だと厳しいんじゃないかと思っています。具体的にどういうときに厳しいか、3つのシチュエーションをご説明させていただきます。

東武鉄道 特急リバティ 500系 ひじ掛け式テーブルにSurface 3を置いてみました キーボードを畳んだ状態で横から撮影

1.高解像度のモバイルノートPCを使っているとき

最近売っているPCだと、フルHD(1920×1080)の解像度を持つPCはざら。それどころか、フルHDの解像度のスマホとか、RatinaディプレイのようにフルHDを上回る解像度のタブレットPCなんてのもあったりします。

ところが、Windows 7はこのディスプレイに対応できないのです。なぜかといいますと、Windows 8とWindows 10は、ディスプレイのサイズと解像度から、文字や画像の大きさを最適化する機能がついているからなのです。この機能は、スマホやタブレットPCのように、小さいディスプレイに高解像度のディスプレイを付けてしまうと文字が小さすぎて読めなくなってしまう可能性があるため、文字を大きくしつつ画像は高画質に表示する機能です。

この機能をWindows 7は持っていないため、最近のモバイルノートPCにWindows 7をインストールすると、文字が小さすぎて読めないんです。事実、Let’s NoteにWindows 7をインストールしたら、文字が小さすぎて読みづらく、わざわざ外部ディスプレイをつながないとダメという・・・モバイルノートPCなのにモバイルできないことになってしまいました。

2.タッチパネルを使っているとき

正しく言うと、Windows 7もタッチパネルには対応しています。ただし、ディスプレイをペンでタッチするのが大前提。指でタッチする前提で設計されていないのです。このため、2-in-1ノートやタブレットPCのように、ディスプレイとマウスなし、タッチパネルのみで操作するPCでWindows 7を使うと悲惨なことに。詳しくは、この記事をご覧ください。

3.仮想化環境を使うとき

Windows 8とWindows 10 Proには、Hyper-Vが標準で搭載されています。使い方は、Windows Server 2012と同じ。しかも、Hyper-Vの仮想ディスクファイル(.vhd)はWindowsにマウントできるので、仮想マシンと実マシンのデータの受け渡しも楽だったりします。

Windows 7には、仮想化環境を利用する機能はありません。このため、VMware Playerなど、仮想化するためのアプリケーションを別途利用する必要があります。しかし、ひとたびHyper-Vを使ってしまうと、これが不便なこと。まず、Windowsにログオンして、仮想化アプリを起動しないといけません。しかも、ハイパーバイザー方式のHyper-Vと比べ、仮想化アプリはホストOS式のため、動きが遅いんです。

Pro限定という意味では、Windows 8/10 ProではBitLockerが使えるのに、Windows 7 ProfessionalではBitLockerが使えません。これは、BitLockerの前提となるTPMチップが、Windows 10の時代では大抵のノートPCに標準装備されるようになったのに対し、Windows 7の時代では法人向けPCしか付いていなかったことも関係しているかもしれません。いずれにしても、Windows 7 ProfessionalだとHDDドライブの暗号化が簡単に使えないのが痛いですね。

Windows 7 デスクトップ

Windows 7が登場してから著しい進化をしたのは、スマートフォンやタブレットPC。iPadの台頭もあって、WindowsをタブレットPCに対応させるべく登場したのがWindows 8だったのですが、あのユーザーインターフェイスは従来のPCとの相性が悪く、大ひんしゅくを買う羽目に。しかし、一般ユーザーには見えないところで、OSとしては進化していたのでした。今市販のノートPCは、Windows 7を使うべきではないと思います。特に、2-in-1ノートPCと、モバイルノートPC。これのWindows 7マシンなんて買ったら痛い目にあうこと間違いなしです。(そんなの売ってるのかという説もあるのですが)

逆を言うと、デスクトップPCはあまり進化をしていないのではないかと思います。これから先、23インチの4Kディスプレイがざらという時代になれば別ですが、デスクトップPCを使うんだったらWindows 7でも十分な気はします。




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