まあ、恐らくこの記事をご覧になっていただいている方に、バックアップの必要性を語る必要はないのかもしれませんが。RAIDを構成したとしても、誤ってファイルを消してしまったときにバックアップから復元するしかないわけで。で、QNAPのTurbo NASのHDDのデータを、バックアップしようというわけです。
QNAPのTS-231にはUSBインターフェイスがついていまして、USBドライブを接続できるんです。そこで、QNAPのHDDを、USBドライブにバックアップしようというわけです。もちろん、1回バックアップを取って終わり・・・ではなく、人間が寝ている時間帯に、自動的にバックアップを取るよう設定します。
まずは、USBドライブを接続して、フォーマットします。方法は、話せば長いので、この記事をご覧ください。
バックアップに関する設定は、QNAPメニューの[バックアップマネージャ]から行います。
バックアップ方法は(他のサーバへのファイル同期、レプリケーションも含めて)色々あります。RsyncやRTRR、Mac OSのTime Macnine、Amazon S3など。ここで、OneDriveとかDropBoxとかが選択できないのが痛いところですね。
今回は外部USBドライブにバックアップを取るので、[外部ドライブ]を選びます。
QNAPの外部ドライブは、USBかeSATAで接続します。これから、バックアップ対象フォルダとスケジュールを設定します。[ジョブの作成]をクリックします。
同期化ジョブウィザードが起動します。[次へ]をクリックします。
外部ドライブを選択します。[ディスクボリュームの選択]をクリックします。
バックアップ先の外部ドライブのラベルを選択して、[次へ]をクリックします。
Turbo NASの内臓HDDのどのフォルダから、外部ドライブのどのフォルダへバックアップするかを、フォルダペアで指定します。バックアップ元の[ソースフォルダ]と、バックアップ先の[宛先フォルダ]を選択して、[追加]をクリックします。
バックアップ元とバックアップ先のフォルダを指定したら、[次へ]をクリックします。
レプリケーションスケジュールを設定します。要は、いつバックアップを取るかということでして、[リアルタイム]と[スケジュール]の2種類を選べます。
[リアルタイム]を選ぶと、ファイルが変更される都度バックアップされます。一見すると便利そうに見えるのですが、誤ってファイルを消すと、リアルタイムにバックアップ先のファイルも消してくれるわけでして。なので、いざという時のバックアップが目的なのであれば、[スケジュール]を選択して、一定の時間間隔でバックアップをする方法が現実的なような気がします。
バックアップ間隔は、[周期的に]、[毎時間]、[毎日]、[毎週]、[毎月]、[自動バックアップ]の中から選べます。[自動バックアップ]が一番便利そうに見えるのですが、外部デバイスが接続される都度、自動的にバックアップをするオプションだそうで、正直便利な機能ではなさそうです。
ジーン吉本は、毎晩寝ている間にバックアップを取ってほしいので、[毎日]を選択して、時刻を午前3:00にしました。
[次へ]をクリックします。
同期化ジョブ名を入力します。何かわかりやすい名前を付けるといいでしょう。[次へ]をクリックします。
今までの設定内容を確認して、[次へ]をクリックします。
[完了]をクリックします。
これで、バックアップジョブができあがります。
ここで、午前3:00まで待ってもいいのですが、善は急げで即バックアップを取りたいと思います。[開始]ボタンをクリックします。
すると、バックアップが即座に始まります。
重ね重ねではありますが、クラウドから/へのバックアップがもうちょっと充実していると、うれしいんですけどね。Amazon S3以外の選択肢が増えるとうれしいです。ただ、PCのHDDをバックアップする場合、バックアップ中はずっとPCの電源を入れてないといけないわけで。バックアップジョブさえ作っておけば勝手にバックアップを取ってくれるのも、NASの魅力の一つではあると思います。
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