Windows 8.1の新機能は色々ありますが、中には
「これをWindows 8のときにやってたら、あれだけ酷評されることもなかったのに。」
・・・とジーン吉本的に思う機能があります。
1.デスクトップ画面のスタートボタン
これはもはや、理由を語る必要はないでしょう。どうしてもスタートボタンを外すって言うのであれば、設定を変えればスタートボタンが表示されるようにするべきだったんです。
2.起動時にスタート画面ではなく、デスクトップ画面を出す設定
これももはや、理由を語る必要はないでしょう。できれば、タッチパネルを検出すればデフォルトでスタート画面、検出しなかったらデフォルトでデスクトップ画面を出すって形であれば、なお可だったんですけどね。
3.Metro UIのチュートリアル
今回大いに突っ込みを入れたいのは、これです。Windows 8.1から、「ヘルプ+使い方」といって、Modern UIの使い方を説明するアプリが、標準で付いたのです。しかも、マウス操作なのかタッチパネル操作なのかを判断して、本文が入れ替わるという仕組みです。なぜこれをWindows 8でやらなかったのか、大いに疑問なんです。
アプリの全画面表示には、OSの操作を行うヒントとなるアイコンを常時表示しないため、どこでなにをすればいいのかがわからないという欠点があります。そうすると、いくらWindowsに慣れている人といえど、操作方法が従来のデスクトップとまるで違う、Modern UIをいきなり使うなんてムリというものでしょう。最低でも、アプリの切り替え、アプリの終了方法、シャットダウンの方法は、絶対に解説を入れるべきだったのではないかと、ジーン吉本は思うわけです。
Windows 8を初めて使ったとき、いきなりスタート画面に連れていかれて面喰い、アプリを起動するも終了方法がわからずに途方に暮れ、挙句の果てにシャットダウン方法もわからず大いに困った、という経験のある方って結構いらっしゃると思うんです。これだけひどい目に合うと、「もうModern UIなんて使いたくない」と思われても仕方がないと思います。そうなると、「慣れれば使いやすいんですよ」と言われたって使ってもらえるはずはなく、「ユーザの声を聴いて改善しました」と言われてもやっぱり使ってもらえないでしょう。
かくして、ユーザから最初にシャッターを下ろされた格好になってしまった、スタート画面とModern UI。デスクトップ画面をやめてModern UIに切り替えたかったのなら、なぜModern UIのチュートリアルを付けなかったのか、大いに疑問です。
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