フリーランスだったらやはり知っておきたい簿記

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宗谷岬 旧海軍望楼から撮影

フリーランスと会社員の決定的な違いの一つに、会社員の場合はある程度役割ごとに分業できているのに対し、フリーランスは基本的に全部自分でやらないといけません。例えば、経理。会社は経理部や総務部の人が担当しますが、フリーランスは基本的に自分でやらないとダメです。

「それってもしかして、帳簿をちゃんとつけないとダメってこと?」

はい。その通りです。例えば、業務にかかわる支出があったり、お客さんからの売り上げが発生したり、とにかくお金の出入りがあった段階で、ちゃんと帳簿につけないとダメなんですね。しかも、基本的に領収書を取っておかないといけないという・・・。なぜかと言うと、帳簿を付けた結果を集計して、1年間でいくらの利益が上がったかで、所得税額が決まるからなのです。

では、なぜ「基本的に」という単語が付くのかというと、どうしても面倒臭いのであれば他人に任せることができるからなんです。例えば、奥さんが経理を担当しているというケースもありますし、税理士さんもいますし、中には帳簿付けを丸投げできるようなサービスを行っている会社もあります。ただし、これらは有料。自分でできるんだったら、自分でやるに越したことはないんですね。

また、最近だと帳簿を手で付けているのはまれで、たいていのケースの場合は会計ソフトを使っています。

フリーランスで必要となる簿記の知識は、おおむね日商簿記3級程度です。日商簿記3級は、個人商店を対象とした簿記の知識を問う試験です。フリーランスも個人商店も、自営業という点では同じで、必要となる簿記の知識も同じというわけです。また、青色申告を行う場合、複式簿記での記帳が必須なのですが、この複式簿記の記帳方法も、日商簿記3級で出てきます。

アイプラスでは、無料で日商簿記3級講座を実施しています。一度見に来ていただけたら嬉しく思います。




ぴえんのイラスト 女性
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