フリーランスになるにはどうすればいいの?
かつて、「脱サラ」という言葉がありました。「脱サラ」というのは「脱サラリーマン」のことで、会社員を辞めて独立・開業することです。それが、いつの間にか「脱サラ」という単語が死語になり、「フリーランス」という単語が出てきました。「フリーランス」というのは、早い話が個人事業主です。
最初にお話ししておきますと、フリーランスになるのは簡単です。ただし、「フリーランスになれるかどうか」という話と、「フリーランスで食べて行けるかどうか」という話とは違います。そこで、ここではちゃんと食べて行ける前提で、もう少し拡大解釈して、「個人事業主として独立・開業するにはどうするか」を説明したいと思います。
サラリーマン時代に修行を積む
最初は会社員や、どこかのお店の従業員として働きます。で、実力を積んでから、個人事業主として独立するというパターンです。このパターンの例としては、ラーメン屋さんで修業を積んだ後に自分のお店を構える、会社員時代に営業の仕事をした後に保険の代理店として開業する、ITエンジニアが会社を辞めてフリーになる、などがあります。
フリーランスになりたいからと言って、優秀な社員でなければならないというわけではありません。ただし、専門性の高い職種であればあるほど、フリーランスとして成功しやすいのは確かですね。
フランチャイズチェーン(FC)のオーナーになる
今の段階では実力もノウハウもないけど、とにかく独立・開業したい人におすすめのパターンです。FC加盟店になり、独立・開業します。このパターンの例としては、コンビニエンスストアのオーナー店長として自分のお店を持つ、飲食店のオーナー店長として自分の店をもつ、などがあります。
メリットは、FC本部からノウハウや知識を伝授できる上、宣伝などのサポートもFC本部が行ってくれる点。それ故、知識がない人でも独立・開業できる点です。デメリットは、大抵のケースの場合はFC本部にロイヤリティなどのお金を払わなければならない点です。
クラウドソーシングを活用する
今の段階で儲かるかどうかわからないので、まずは副業から始めたい人におすすめのパターンです。自分のスキルや知見をクラウドソーシングサイトに出品して、依頼者を募ります。スキルや知見と言っても様々で、中には「これだったら誰でもできるんじゃないの」と思ってしまうものもあります。詳しくは、この記事をご覧ください。
メリットは、開業資金らしい開業資金が必要がないため、事業に失敗したとしても損失らしい損失が発生せず、リスクが小さい点。それ故、誰でも簡単に始めることができる点です。デメリットは、クラウドソーシングサイトに出品したら後は待つしかなく、自ら仕事を探すことができない点です。
エージェントを活用する
フリーランスで開業した人の代わりに、案件や求人を紹介したり、顧客から代金を回収してくれるのが、エージェントです。つまり、エージェントがフリーランスの営業を代行してくれると言う訳です。ただ案件を紹介してくれるだけでなく、休業補償が付いているところや、ボーナスがもらえるところもあります。詳しくは、この記事をご覧ください。
メリットは、開業資金が要らず、顧客との交渉を行う必要がない点。帳簿をつける必要があるとはいえ、比較的正社員に近い感覚でフリーランスになれる点です。デメリットは、ITエンジニアやデザイナー、クリエイターなど、どうしても業種が限られる点です。
まとめ
この他にも、一部のスポーツ選手や芸能人(正確に言うとタレント業ですね)、ブロガーやユーチューバーも個人事業主です。しかし、これで食べて行ける人は、ごくごく一握りの人です。これで誰でも食べて行けるわけではありません。
繰り返しますが、フリーランスになるのは簡単です。ただし、フリーランスは高収入が目指せる半面、仕事が取れなければ収入はゼロです。フリーランスになる以前に、どんな職業になりたいかを考える方が先だと思います。
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