Surface RTの時にご好評をいただいたこのシリーズ。Surface 3でもやります。(Surface RTの記事は、こちら)
さて、この記事をご覧の方ですとご存知の通り、Surface 3はキックスタンドで立てる仕組みになっています。ここで問題は特急列車のテーブルで使う場合でして、普通のノートPCだとキーボード部分がテーブルに乗っかれば後はどうにかなるのに対し、Surface 3はタイプカバーと本体がある程度きっちりテーブルに乗っからないとダメなんですね。
更に、Surface 3のタイプカバーって、Surface RTとかSurface 2とかのタイプカバーよりも大きくなっているんです。ま、本体のがサイズ大きくなっていまして、タイプカバーもそれと同じサイズにしなければならないので、タイプカバーも大きくなりましたってことなんですけどね。
どれぐらい大きさが違うのか。この写真をご覧ください。左がSurface 3のタイプカバー、右がSurface RTのタイプカバーです。横幅はどちらも同じ。ただし、奥行きが伸びているのがわかると思います。
ただし、Surface 3のタイプカバーは、角度を2段階に調整することができます。で、角度を付けるとどれぐらいの大きさになるのか、この写真をご覧ください。ほぼ同じサイズに収まるのがわかるかと思います。
注:東日本の列車はこの記事をご覧ください
まずは、新幹線。恐らく一番利用者が多いと思われる、東海道・山陽新幹線で試します。N700系と呼ばれる車両です。
700系と比べてみるとわかるのですが、テーブルがほぼシートの横幅いっぱいいっぱいの大きさになっています。また、テーブルそのものも薄くなっています。ちなみに、N700A系と呼ばれる、N700系を改良した車両も走っているのですが、シートは同じです。
キーボードに角度をつけるとこんな感じ。おおむねタイプカバー全体がテーブルに乗っかりました。さすが東海道新幹線。ビジネス客が多いだけに、ノートPCを使用する乗客が多いという前提で考えているのでしょう。完璧と言ってもいいと思います。
では、キーボード部分を平らにすると・・・トラックパッドが半分浮いた感じになりました。でも、実際に使ってみると、支障のないレベルです。ただし、テーブルがやや遠く、若干前かがみにならないとキーボードを打てないのが玉に傷。ま、これはどのノートPCを使っても同じなのですが。また、関係ない話なのですが、BIGLOBEのSIMはMobilepointが使えるはずなのに、なぜか東海道新幹線の車内で無線LANインターネット接続ができませんでした。トンネルのないところだと十分LTE接続できるとはいえ、やはり無線LAN接続できるようにして欲しいと思います。
では、JR東日本の新幹線はというと・・・と言うわけで試してみたのが北陸新幹線かがやき・はくたか・あさま・つるぎ。正しくは、JR西日本の区間もあり、この写真はW7系と言ってJR西日本の車両です。もっとも、E7系と仕様は同じですが。
やはり新しい車両だけあって、テーブルは大き目。しかも、各座席にコンセントがついています。
ここへキーボードを畳んだ状態でSurface 3を置いてみると、ご覧のとおりちゃんと乗っかります。さすが北陸新幹線。
キーボードを広げると、ご覧の通り。トラックパッドが半分ぐらい浮いてしまいます。また、テーブルが座席から若干遠いせいなのか、角度をつけた方がタイピングし易かったです。また、座席とは直接関係ないのですが、北陸新幹線ってトンネル区間が多く、LTE接続ができないことできないこと。なので、インターネットを使う場合は快適とは程遠い感じです。
新幹線をもう一つ。JR東日本の新幹線、E2系です。もともと東北新幹線はやて、長野新幹線あさま用の車両だったのですが、最近では上越新幹線とき、たにがわとして活躍しているみたいです。ま、Surface RTは置けたんだし大丈夫だろうと思っていたのですが・・・
テーブルの奥行きのなさが災いしました。キーボードを畳んだ状態で、トラックパットが半分浮いています。
キーボードを広げるともうダメ。トラックパットが完全に浮いてしまいます。なので、キーボードを畳んで、テーブルの淵あたりに手を置いて、タイピングする感じです。そうすると、意外といける感じです。テーブルの位置も適度で、問題のない感じです。
続いて、E4系。愛称の頭にMaxがつきます。現在は、上越新幹線のMaxとき Maxたにがわとして活躍中です。
2階指定席のテーブルに、Surface 3を置いてみました。やはりトラックパッド部分が半分浮いてしまいます。
タイプカバーを広げると、こんな感じ。トラックパッドが完全に浮いてしまいます。見た目はE2系と同じ感じなのですが、なぜかE2系の時より打ちづらく感じました。Maxってお客さんを詰め込むための新幹線でして、シートピッチがE2系より狭いのでしょうか。
続いて、はJR西日本の電車。最初に試してみたのがJR西日本のエース、特急サンダーバードです。特急しらさぎと特急ダイナスターも同じ仕様の電車です。しかしながら、初期の頃の電車は元特急ひたちと年数はそんなに変わらないわけで、北陸新幹線の台頭でその行方が注目される存在です。
シートは、これが20年ぐらい前の電車とは思えないほど快適。しかも、テーブルも大きく、これは期待できます。
やはりジーン吉本の予想を裏切ることはありませんでした。現代の特急みたく、キーボードを畳めばほぼ完ぺきにSurface 3が乗っかります。
キーボードを広げるとこんな感じ。トラックパッドが半分浮くのですが、許容範囲です。ただし、シートピッチが広いせいか、座席からテーブルまでの距離が遠く、キーボードに角度をつけた方が快適にタイピングできると感じました。さすがにACコンセントはついてないですが、快適そのものでした。
続いて、こちらもJR西日本の雄、特急きのさき・こうのとりです。どちらも同じ電車で、城崎温泉駅まで行きます。京都駅を発着するのが特急きのさき、新大阪駅を発着するのが特急こうのとりです。
こちらも、キーボードを畳めばほぼ完ぺきにSurface 3が乗っかります。
キーボードを広げても、トラックパッドが半分浮く程度。これなら十分使えます。しかしながら、これだけ新しい電車だというのに、なんとACコンセントがついていません。座席そのものはとっても座り心地がいいのに残念ですね。
続いて、岡山-出雲市を結ぶ特急やくも。国鉄世代の電車ながら、リニューアルされているみたいです。
リニューアルされているのは外観だけでなく、車内もリニューアルされています。これだったら十分Surface 3を置けるだろうと思ったら・・・
はい。タイプカバーを畳めば十分置けます。ただし、右側にカップを置くための凹みがあるため、マウスまでは置けないのがちょっと残念。
タイプカバーを広げても、トラックパッドの部分が半分浮くものの、どうにか使えます。しかし、関係ないのですが、この電車って揺れがひどい。
では、JR四国の列車はどうか、というわけでまず試してみたのが特急しおかぜ・いしづち。岡山から瀬戸大橋を渡って松山方面を結ぶ列車です。JR四国の看板列車とはいえ、座席のレベルは国鉄の特急並み。これでSurface 3が置けるのか。
ジーン吉本の予想を裏切らず、厳しい結果になりました。キーボードを畳んだ状態でも、トラックパッドが半分浮いています。
キーボードを広げるともうだめ。トラックパッドが完全に浮いてしまいます。ただし、キーボードを畳めばという条件付きではあるのですが、意外と苦にならない感じでした。
続いて、特急南風・しまんと・あしずり。岡山から瀬戸大橋を渡って、高知方面を結ぶ列車です。こちらも、一応JR世代の列車とはいえ、座席のレベルは国鉄の特急並み。これでSurface 3が置けるのか。
特急しおかぜ・いしづち同様、厳しい結果になりました。キーボードを畳んだ状態でも、トラックパッドが半分浮いています。
キーボードを広げるともうだめ。トラックパッドが完全に浮いてしまいます。恐らく、特急しおかぜ・いしづちと同時期に作られた列車なので、座席も一緒なのかもしれません。ACコンセントもなく、新しい車両を入れろとは言いませんが、そろそろリフォームが必要なのでは。
ではJR九州の電車はどうか、というわけで試してみたのが特急白いかもめ。博多-長崎間を結ぶ特急列車で、贅沢にも革張りシートを使用した、豪華さが売りの特急列車です。
博多-長崎間の所要時間は2時間弱と、特急にしては乗車時間が短いためか、テーブルは小さめ。肘掛けに収納するタイプです。
こんなに小さいテーブルに、Surface 3を置けるのかと心配になったのですが、ちゃんと置けます。キックスタンドの大部分は宙に浮いているのですが、問題なしです。確かにテーブルの面積は小さいのですが、奥行きがある分Surface 3を置くには有利だったんだと思います。
キーボードを広げても、問題なし。トラックパッドの部分が宙に浮いていない分、大きなテーブルよりもしっくりくる感じです。実際にタイピングしてみたのですが、至って快適。欲を言えば、ACコンセントが欲しいですね。
この記事は、随時更新してまいります。ご愛読いただけましたら幸いでございます。