SSHDってどうよ

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コンピュータにちょっとでも詳しい方ですと、PCに内蔵されている補助記憶装置にはハードディスクとSSDの2種類があるのをご存知かと思います。ハードディスクはHDDとも呼ばれまして、大容量を実現しやすい代わりに伝送速度を上げにくいという欠点があります。SSD(Solid State DIsk)は、フラッシュメモリをHDDの代わりに利用したもので、速度が速い代わりに高価で、しかも書き換え回数に制限があるという代物です。ちなみにこのSSD、HDDより消費電力が小さくて小型化しやすいというメリットもありまして、スマートフォンやタブレットPCは、大抵補助記憶装置がSSDです。

Seagate Desktop SSHD 2000GB

で、ここから本題に入りますと、SSDとHDDのハイブリッドがSSHDです。SSHDというのはHDDとSSDを組み合わせた補助記憶装置で、利用頻度の高いデータをSSDにキャッシュして、速度を向上させます。実データはHDDに入っているので、SSDの高速アクセスと、HDDの大容量の両方のメリットを持っているというわけです。

写真で見るとわかる人にはわかるかも知れませんが、外観上は普通にハードディスクと同じ。取り付け方も、ハードディスクと同じです。で、ジーン吉本のPCも、SSHDに変えてみました。確かに、変えた当初は

「おお! これ速いじゃん!」

で大喜びでした。しかし、約1年でトラブル発生。エクスプローラを出そうとクリックしてもアイコンをクリックしても応答なし。数分経ってからエクスプローラがどーんと出てくる症状が出ました。これ、もしかしてSSDの書き換え回数制限に引っかかったんじゃないかと、ジーン吉本は予感しました。これでSSDを切り離して、HDDだけにしてくれるんだったらいいんですけど、それはやってくれないみたいで。書き込み速度が超遅くなってしまったみたいです。

更に、この書き込み速度が超遅くなったのが災いしたのか、Windows 10のメールが突然英語表記になり、メール/カレンダアプリを再インストールしようとしてもエラーでできず。Windowsストアのダウンロードと更新画面を見ると、実は他のWindowsストアアプリも前々から更新に失敗していまして、もうこれはダメだと普通のHDDに切り替えることに決定。QNAPのHDDを交換したときに余ったHDDに積み替えました。

このブログをご覧の皆さんは、SSHDなんて買ってはダメ。しかし、マイクロソフトもWindows Vista時代にSSHDを勧めていたわけで、今から思えばよくそんな怖いことやってたなぁって思います。もっとも、Windows Vista自体が失敗作だと言われればそうかも知れませんが。

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